ヴィアマテラス宮崎 vs スフィーダ世田谷FC。嵐と記憶と、朝6時の儀式。

まず宮崎って、サッカーの空気がいいんだよね。

Rather read in English?

作られてない。
ピカピカに整えすぎてもない。
ちゃんと人の匂いがする。

いちご宮崎新富サッカー場のキックオフ前、もう想像できるじゃん。
コンコースに流れるローカルフードの匂い。宮崎マンゴーの甘さ。早めに来た家族連れ。木刀の演舞。ハリセン叩く音。ピッチが近いから、全部の音が妙に鋭く聞こえる。

で、試合始まった瞬間。
急に全部激しくなる。

それがこのリーグの好きなところ。

さっきまでヤシの木の下で笑ってたのに、次の瞬間には中盤で「15年前の因縁でもあるんか?」みたいなタックル飛び交ってる。

サッカーって、ほんと色んな顔ある。

自分は日曜朝6:00、イギリス時間でこの試合を見る予定。
もう生活の一部がスフィーダ世田谷FC中心で回っちゃってるんだよな。まあ先週の3:30キックオフに比べたら、今回はかなり人間的だけど。睡眠不足としては上品な部類。

コーヒー準備して。
カーテン半分だけ開けて。
5:47くらいに「俺なにやってんだろ…」ってなるのに、その5分後には全力でトランジションのプレス見てる。

スフィーダって、そういうクラブ。

疲れてても、「見てよかった」って思わせてきちゃう。

宮崎、完全に優勝争いモード

ヴィアマテラス宮崎、今季は静かに勝ってる感じじゃない。

突っ込んできてる。

9試合で勝点20。
6勝1敗。
直近5試合で4勝1分。
しかもその期間、平均得点2.4。

試合への入り方がもう危険。
様子見とかしない。
最初からフルスロットル。

だから今のスフィーダにとって、かなり嫌な相手なんだよね。

順位表ではスフィーダは8位。
でも数字だけじゃ、このチームの精神的なしんどさは見えてこない。

94分。
また94分。

終盤で崩れちゃうんだよな、いつも。

勝てそうだった試合が、一瞬で壊れる。
日体大戦とVONDS戦の勝利って、勝点以上に意味あったと思う。あれで「全部ズレ始めてる感覚」を止められたから。

しかも今のスフィーダって、“変化”の影もずっと背後にある。

その重さがチームを強くする時もある。
逆に全部削ってしまう時もある。

宮崎側にいる「元スフィーダ」

この試合、妙に物語が多い。

遠山瑠菜。
野口佳音。
島田綾子。

みんなスフィーダにルーツがある。

元育成。
元所属。
昔の記憶。

それが今、反対側のユニフォームで立ってる。

特に遠山瑠菜。

現代型のトランジションサッカーにめちゃくちゃ合う選手なんだよね。
163cm。
サイズで圧倒するタイプじゃない。
でも対人、カオス、流れの変化、その全部の中で生きてる。

守備に突っ込む姿、なんかゴジラの警報音みたいなんだよな。危険なのに、目が離せない。

彼女が昔から持ってる言葉。

「すべては自分次第。」

その原点のクラブと、今また戦う。

サッカー、こういうループ作るの上手すぎる。

そして島田綾子は今週、「熱く、心を動かすサッカーを届けたい」と話していた。

宮崎って、地域との距離感が本当に近い。
人口1万人ちょっとの町で、このスタジアムはちゃんと“意味”を持ってる。

ハマダ・ボール vs 雪崩

戦術的には、スフィーダかなり怖い相手だと思う。

濱田監督のサッカーって、感情の加速装置みたいなところある。

ハイプレス。
一気に流れを変える。
リスク込みで壊しにいく。

「安全より、音量。」
そんなサッカー。

でも問題は、宮崎がそういう試合を大好物にしてること。

試合が縦に伸びた瞬間、宮崎めちゃくちゃ危険になる。
トランジション速い。
判断速い。
迷いがない。

水永監督のチーム、不安定さを武器にするの上手いんだよね。

だから先制点、本当に重要。

宮崎は直近5試合中4試合で前半リード。
一方スフィーダは8試合で17失点。

この状態で勢いある宮崎と当たるの、かなり怖い。

しかもこのカード、全然落ち着かない。

直近6試合、引き分けゼロ。

合計スコアは宮崎が12-8でリード。
2025年のリーグ戦は2試合合計5-0。

このカード、静かに終わらないんだよ。

壊れる。
どっちかが。

試合を決めるかもしれない選手たち

スフィーダはやっぱり、攻撃陣の感情エネルギーが重要。

堀江瑞稀。
174cm。
立ってるだけで守備ラインの形変わる。
彼女がいるだけで中央圧縮できる。

内田光鈴は、なんかチームの鼓動と繋がってる感じ。
反応じゃなくて予感で動いてる。

で、北川心音。

完全に“ノイズ”。

誰も気づいてない崩壊の始まりを、一番最初に見つけるタイプ。

宮崎側で一番嫌なのは、やっぱり小澤寛かも。

2025年4月の4-0。
あの試合で2得点。

板倉楓もあの試合で決めてる。

嫌な記憶、普通に残ってる。

山本さゆりも2024年12月のカップ戦で2得点。
嘉数飛鳥も過去に2ゴール。

このカード、守備が揺れると一気に飲まれる。

で、今のスフィーダ。
まだ少し、不安定さが残ってる。

ACL、仕事、疲労。それでもサッカーは続く

この試合が惹かれる理由って、両チームとも“人間っぽい疲れ”を抱えてるからかもしれない。

宮崎はACLの怪我。

村上陽菜子の大怪我。
さらに2024年には嘉数飛鳥、坂田渚、桐江風花も膝の負傷。

だから今、ちょっとした着地でもサポーター側が一瞬黙る。

その感覚、あると思う。

スフィーダの疲れは別の種類。

仕事。
スーパー。
薬局。
普通の生活。

そのあと練習して、週末にこの強度のサッカーやってる。

そこに、このクラブの妙なリアルさがある。

だからまた朝早く起きて見ちゃうんだよな。

苦しくても。

むしろ苦しい時ほど。

日曜朝6時、またスフィーダを見る

「猿も木から落ちる」。

スフィーダ、ミスする。
大きいのもする。
試合ひっくり返すやつも。

でも、それでも立ち上がる。

だから宮崎優勢って言われても、
ヤシの木が揺れて、
サポーターが屋台歩いて、
スタジアムに地元の熱が満ちてても、

どこかでまだ思ってる。

スフィーダなら、この試合をまた変な方向に持っていけるんじゃないかって。

綺麗じゃない場所。
感情がぐちゃぐちゃになる場所。
でも、だからこそ面白い場所。

日曜朝6時。
自分はたぶん、またコーヒー片手にそこにいる。            

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